Search Posts

キーワードで検索

 

閉じる

インドで年越し!

インド

こんにちはー! 

リアルでは輝く島スリランカ。 

インドから脱出しましたが、主食はカレー。 
そしてスリランカの食に触れ感じたこと。 
こちらでは小麦粉と水を練って焼いたロティという食べ物が日常的に 
食べられているのですが(インドでもほぼ同様のものが食されている。 
ただしスリランカのはココナッツ入り。) 
そのロティをちぎってカレーと食べたりするのは勿論、 
具を包んで△にしてサモサ感覚で食べたり(エラワル・ロティ)、 
そしてオイルの中で一日寝かせクレープ状に焼いてみたり(ゴータンバ・ロティ)
….するのもまだわかるんだけど、 
更にはそのロティをトントンと刻み、そしてみじん切り野菜と炒めた
コットゥ・ロティという食べ物も存在します。 
えっ、ロティ変幻自在すぎるでしょ! 
(てかそれってありなんだ。いやありもナシもないかもしれないけど。笑)
限られたものの中で調理法を工夫し、いかにラインナップを増やしていくか。 
今や和洋中は勿論、世界各国どこの国の料理もかなりのレベルの物が食べられる 
日本の「食」業界を見ているとスリランカの食事は逆の意味で凄いなと思わされます。 
と、突然ロティについて熱く語ったところで(笑)気を取り直してインド編。 
インドは2008年に訪れ(北インドを中心に約四ヶ月一人旅)
今回は二度目のインド旅になります。 
いわずもがなインドは私にとって特別な国。 
インドを訪れたことで、そこで出会った人、見た風景、そこで感じたこと、
それらが全て今の私に繋がっていて、今に至る自分に多いに良い影響を与えてくれた 
(と個人的には思っている)かけがえのない国です。 
(インド旅を自費出版の本にするというパワーをくれたのもインドでした。 
まあ要はネタ探しに行ったんだけどね。) 
インドを訪れた後は「ああ….もうしばらくいいインドは….」と思うんですが、
少し経つとジワジワジワと「そろそろ行かなきゃインドに!」ってなってしまう
不思議な国。
完全に取り込まれてますね、インドに。
別に好きじゃないんだけどやっぱり好きかと問われたら好きだわ。
かといって日本でたまにいる「THEインド好き」な人たちのようには
見られたくないという….うーん複雑。 笑
今回の旅もインドに行くの本当に楽しみにしていまして。 
マレーシアでは行く土地行く土地にインド人街があり、 
そこから聞こえるド派手なインドポップスやツンと香って来るマサラ臭に、
 確実に近づいて来るインドに胸を踊らせていましたっけ。 
「インドは呼ばれないと行けない」とよく言うけれど、 
一度目の渡印から四年間ひたすら恋焦がれ、夢に見る程行きたかったのに 
それでもインドの大地を踏めなかったのは 
きっと呼ばれてなかったからだろうなあと勝手に解釈しています。 
そんなインド、呼ばれたからには多いに楽しませて頂こうと思います! 
では前置き長くなりましたがここから約四ヶ月の長いインド編の始まり始まり~!!笑
(なっげ!) 
12/30、何度も訪れたタイを脱出し、コルカタからインドIN。 
もうね、エアアジアの搭乗口前の待合室からマサラ臭がするんですよ。 
(本気で。揶揄とかではなく) 
多分彼らの体臭だと思うのですが、いやもう単純にすごいなと。
飛行機搭乗口の待合室。
 
スィク教のおじさんの姿がインドムードをかきたてる。
飛行機乗ったら乗ったで隣の席にはお腹のぽっこり出た、 
インドの臭いがぷんぷんするインド人のおじさんが座ってて 
(いるいる!インドにこういうおじさん!て思ってしまった) 
行く前からインド(人)に圧倒されっぱなし! 
否が応にも気分は高まりまくりです。 
そしてすぐコルカタ着。 
空港で日本円をRs.に両替しようとしていた所で 
日本人の女の子に話しかけられ、タクシーシェアすることに。 
タクシーの窓から外を覗くと、薄茶色の砂埃の中
ド派手なデコレーションバスやリクシャがスピードを出してすれ違い、
その脇をカラフルなサリーを身にまとい颯爽と歩くインド女性、
さらにその横をマイペースに闊歩する牛たち。 
秩序のない、雑な、騒々しい、目を覆う程汚くて、
でもとんでもなく美しい場所インド。
(コルカタは特にその色が濃い気がする)
 
  
~ああっーっ!インドに帰って来た!」(住んだ事はないけれど) 
とタクシーの中でうち震える私。
そしてサダルストリート付近へ到着。すぐ伝説の日本人宿パラゴンへ。 
なぜ年末にここコルカタのパラゴンを選んだかと言うと、 
大晦日を大勢の日本人と過ごせそうな場所….と思って選んだのがここだったのでした。 
(タイ~コルカタが近くて安かったっていうのもあるけど) 
でも結果的にその狙いは大当たりだったのでした。
一度目のインド旅で泊まったドミトリーはインド人修学旅行生に占領され
泊まれなかったものの、シングルには宿泊することが出来ました。
 
サダル界隈 
そういや前回もレセプションのスタッフに「お前は英語がしゃべれないんかっ!?」と
怒られたのですが今回も全く同じような事を言われ 
今ではそんなことでさえ懐かしさを感じるのでした(笑) 
英語がどれだけ上達してないかバレますね….。 
レセプション。インド、寒い。
落書きがアヴァンギャルドなきったない階段の踊り場のシングル部屋。
ただいま。
 
コルカタでは普通に使われている素焼きのチャイの入れ物。 
飲み終わるとパリンと割っておしまい。 
あ~インドチャイ美味しい。
昔気に入って食べていたチョコチップがクッキー生地から見え隠れする
「HIDE&SEEK(かくれんぼ)」パッケージがオシャレに変わってやんの。
やりよる。ラインナップも増えておった。やりよる。
この日は列車のチケットを取りに行ったトラベルエージェンシーにて偶然話しかけた 
日本人女性二人がマザーハウスのボランティアに参加しており、 
急遽日本人マザーのお話会のようなものに参加させて頂けたり。
 
夕方、場所がわからないので人力車で向かう。

その話はざっとこんなような内容でした。

(以下はメモしながらのはしがき…を書き写したものです。;

わかりにくい部分はご容赦下さい)

日本人のマザーは

「他の恵まれない子達に与える為に、三日間砂糖を我慢した4歳の男の子。

小さな彼が甘いものを我慢するのはどれだけ大変だったことか。」

という話を軸に(わかりやすい例えとして)

「本当に愛する覚悟があるということは何かを捨てるということ。」

という話をして下さいました。

「大きな愛を伝えるのはほんの少しの小さな言葉かもしれません。

大きなことは出来ません。小さなことだけ。でもそれに大きな愛をこめるもの。」


「貧しいのはものが無いということではない。

辛いのは精神的な貧しさ、愛の欠如、孤独、寂しさ。それが心の貧しさ。」


「偶然生まれた人はいない。一人一人の土に絶対的な愛が注がれている。」

「愛する、愛される為に人の心は作られている。にせものの愛は伝わらない。」


「小さな愛の中に大きな愛がある。

毎日5回、好きじゃない人ににこっと笑顔を向けなさい。

そこに大きな愛がある。」


「重度の障害を持った人はお世話をしてくれる人に笑顔を向ける。

にこっと微笑むことで愛されることを肌を通して知っていた。」


「本物の美は顔やスタイルではない。それは笑顔にある。

本物の愛が宿っているか否か。

マザーはしわくちゃのおばあちゃんだったけど笑顔がとても美しい方だった」


「当たり前の小さなことを身近な人や家族にしてあげて。

愛の必要のない人はいません。愛を分け与えてあげて下さい。」

世間では愛とかなんだとかそんなものが溢れているけど

本当の愛は甘くてふわふわしたものでなく、

痛みをともなう物が本当の愛。

大きな愛ではなく、小さな愛に大きな愛をこめて

身近な人から愛しなさい。まずは笑顔から。

そういうことなのかな…と思いました(私の見解)


頭ではうっすらと理解できるけど、こんな単純なことが難しい時がたまにある。

でもこれは頭で理解することではなくて実践して理解することなんでしょうね。….
翌日ボランティアに行くお誘いを受け、ボランティアの皆とパラゴンへ帰宿。
帰り道。ごたごたしたコルカタの愛すべき町並み。
コルカタのレトロ感が好きです。
写真撮って~と来る人なつこい少年。
ああインドっぽー!
そして宿に帰ると。
あっ、ひろとさん!
※タイで出会った面白く頼りになるひろとさん。
その時じゅんじゅん(のちに合流する女の子)と
「バングラディッシュでクリスマスパーティーしようぜっ!」と約束したものの
結局12/24にひろとさんはバングラ、じゅんじゅんはマレーシア、私はタイにいたと
いう全く約束を守れなかった私….だったのですが
「大晦日こそはパラゴンで過ごそうぜ!」と仕切り直しの、コルカタ。(今ココ)
ひろとさんも来たことだし。前夜祭的な飲み会。
ボランティア参加の学生さん多し。皆いい子。
さあ翌日はボランティアに行くぜ!….と寝ようとすると、ん、なんかフラフラするな。
え~、なんと私ここに来て発熱。
恐ろしい寒気と、ありったけの服を着ても寒くて寝られず、
しばらく凍え、気付いたら朝…。
朝起きたら頭ガンガンするしふらふらするし。そしてボランティア欠席。
(ひろとさんだけ早起きさせた最悪な私….ごめんなさい)
日本人いるとこ来ると緊張が途切れて体調崩すのかな?
で、皆とご飯に行き帰って来たところでパラゴンの隣の路上屋台の
「サトシ(コテコテのインド人。日本語ぺらぺら)の店」でショールを買い、
(このカシミール地方で作られたショールが私の命を救うことになる)
それに包まってまた寝込む(フラフラ~笑)
昼にはクリスマスにバングラで会えなかったじゅんじゅんも無事に合流。
寒いよね
なんかねー昼はあったかいけど夜はほんとに冷え込むのよインド。
夕方頃、寝た為少しスッキリしたので起きて来て
時間限定のぬるいお湯を浴びたりしていると、夜になり。
基本大晦日は寝てましたね….笑
年末ムード漂うサダルストリート界隈。
皆わらわらと集まって来て、買い出し行って、酒やらつまみやら囲んでわいわい。
なんかグダグダ会話してたらけっこういい時間に。
各国の旅行者もそれぞれ年越し準備。
ヨーロピアン席。なんかオシャレ。
皆祖国のニューイヤー時間が異なるので、0時を越えると色んな所で
「ハッピーニューイヤー!」と聞こえます。笑
一応わしらも日本は3時間半進んでるのでそのあたりに一度乾杯した(ような気もする)
もはや曖昧。笑
インド時間の0時近く、我らはチャイで乾杯をしようと、
素焼きの入れ物を人数分買ってきてチャイをシェア。
て、あっ、年越えた!!かんぱーーい。(わりとグダグダ笑)
そのあとは皆で楽器を持ち寄りニューイヤー演奏会。
インド人修学旅行生もまじえて(さすがインド人、踊る!)
一年に一度の新年を迎える賑やかなの夜の空気に消えて行く音楽。
するとドイツ人のサーランギーのプロの演奏者さんが演奏を披露してくれる事に!!
パラゴンに来てから時々音色が聞こえてましたが、あれは彼のものだったんですね…
なんといったらいいのか。もうね、音の重なり方が半端ない。
いくつもの音が重なりあって、とてつもない奥行き感を感じました。
一つの楽器からこんな音が出るの?って位。
あ~、やっぱり新年を過ごすのにここを選んでよかった。
まさかこんな素晴らしい演奏を聞けるとは….。
そして新年の雰囲気を感じるためちょこっと外へ。
テンション上がりまくりのインド人が調子に乗ってハグや握手を求めてきますが
(かなりしつこい)たまに握手のみ。笑
宿もそろそろ施錠。
宿の前で野良Wi-Fiを拾ったりしてましたがそろそろ中へ。
学生らもテンション高め。
さあそろそろ寝ましょうか。
翌日の1/1は寝坊。昼前に起きて来て昼ご飯に行き、
せっかくなので日本のおみくじを作ろうとせっせとおみくじ制作。
書くのが遅いひろとさんと描くのがやたら速い私。(そして急かす性格の悪い私)
大体が大吉なハッピーおみくじ。
「ラッキーアイテム=水牛(バフ)」とか
書いてあるむちゃくちゃなおみくじでしたが(笑)
日本人及びカナダ人の女の子にも喜んで貰えたようです。
それから情報ノートを頼りにラッシーの美味しい店「ピュアミルクセンター」を
皆で探し当て、甘酒ならぬラッシー(見た目は白いけどな!)で新年の乾杯。
ノートには昔の自分の書き込みがあって懐かしや。
夕方はゆうまくんと市場散策に行ったり。
夜は皆でご飯。
(手前ゆうまくん、奥ひろとさん、じゅんじゅん。)
今度はひろとさんが調子を崩し、目が据わっています。
ものすごいつらかった様子….。
元旦は皆とゆっくり過ごしましたが、
私はすでに翌日1/2発のデリー行きの列車のチケットをとってました。
後ろ髪ひかれる思いですが、すでに次の目的地は決まっているのです!
1/9~20までのジャイプルでのヴィパッサナ(十日間の瞑想プログラム)
に向けてラジャスターン地方を目指されなければ。いそげいそげ~。
翌日2日、早朝起床し、パラゴンを出発。
みんな、本当にありがとう!また会おう!!
コルカタ・ハウラー駅
チャイ屋のにーちゃん。
デリー行きの列車は8:15、出発時間ちょうどにコルカタを出ました。
さすが始発。
さ、ここから丸一日かけてデリーを目指します!!
24時間で到着出来れば万々歳。笑
新年のご挨拶もほどほどに旅継続中の私ですが(すみません….)
ブログは書く事が溜まりまくりなのでまだまだお付き合いくださると幸いです。
ブログとリアルタイムがズレまくりで恐縮ですが(ほんとだよ)
皆様2013年も何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様にとって素晴らしき年になりますよう。
私はやりたいことに対して後悔のない年にしたいと思います。
健康第一でね。
PAGE TOP
/* 画像サイズ最適表示 */ img { max-width: 100%; height:auto; }