ちょろっとパラグアイ(ブラジルビザ取得2014)
こんにちは~。
リアルではボリビア。まだラパス。
またまた細菌性のなにかにやられて病院送りです。
つい最近ペルーの病院で採血検査したのに、今回はまたラパスの病院で注射です。
(手もとがおぼつかないボリビアーノ新人ナースに腕の中針でぐりぐりやられて
ギャアー!!ってなったもんね!)
今抗生物質飲んで体力回復に務めてますが….。
いやあー手強いわあ、南米!(笑顔で)
さて。アルゼンチンのイグアスの滝を堪能したあとは
ちょろっとパラグアイに行きブラジルのビザを取ろうという予定。
いちおビザ取得しようとした時点ではブラジルのカーニバルに
行こうとしていたんですけどね。(後半その予定が変わる)
さあ、出発。
6:00~に起きて、パサパサのパンと、バターの味がしないバターと
駄菓子の味がするジュースの朝食をとり、まだ時間があったので
外で洗濯物乾かしつつネット。
部屋の湿度がとにかく高く、洗濯物が乾かない!太陽の光が恋しい!
その湿度の高さも相まって、昨晩は暑くて寝苦しくて、
自然と眠りが浅くなっている気がする….ノーモア湿度。
イグアスの宿を9:30~にチェックアウト。
パスターミナルまではそう遠くないけど、容赦ない太陽光に吹き出す汗。
イグアスからパラグアイの国境の街ポサダスまでのチケットを
143ペソ(=約1900円)で購入。
バス周辺のスタッフさんは親切に教えてくれてとても優しい。
アルゼンチンのバスは見た目ゴーカだけど、大体がトイレ+水&コーヒーのサーバー付、
と大抵同じような設備。
後半はサーバーがあっても中身がないのが普通になってました。
相変わらずトイレの手洗い水は変な臭い。出るだけマシだけど。
10:15~出発。
走ってる間は同じ映画を2ターン繰り返し上映したり、
乗客が乗ってくる度にイケメンスタッフがチェック。
何かあるごとにハッカ味の紅白のおめでたい色の飴配ったり
コーヒー配ったり、寝たり起きたりしてたらわりとすぐ到着。
道中。まっすぐ続く道。
16:10~アルゼンチンとパラグアイの国境の街、ポサダス着!
周りの人にパラグアイへの行き方を聞いてみると、ローカルバス(コレクティーボ)へ
乗れ!とのことで、ブエノスアイレスでバスに乗る時にコインがなくて
乗車拒否された記憶がよみがえりつつも運転手に10ペソ札を差し出すと、
普通に受け取ってくれました。
フウー。
バスの中ではバックパッカーのブラジル人の青年
(ガエル・ガルシア・ベルナル似)と少しだけ会話。
三ヶ月位旅していて、旅の途中でバーテンとして働いたりしているのだとか。
でもワークビザはないので金銭のやりとりの無い住まいと食事だけは提供される
フリーアコモデーションという形で雇って貰っているのだそう。
ブラジル人なのでポルトガル語だけど、スペイン語、英語も話せるのだとか….
同じバックパッカーでも随分私たちとは何かが違うなあ….。
いかにもぼろぼろな旅人風だしなあ….。
(三ヶ月以上旅しているように見えるよ)
バスが走る事数十分。普通の町並みだったのに突如現れるアルゼンチン側のイミグレ。
そこでどどど、とお客さん(私らも)が降りてパスポートチェック。
チェックそのものは簡単ですぐ終わり、先ほどのバスに戻ったんだけど
ここでさっき話したブラジル人青年がどっかに連れて行かれ、バスにいない!
だ、大丈夫か!!風貌がいかにもな感じだったからかな….(←おい失礼だぞ!)
そこから少しまたバスを走らせると今度はパラグアイ側のイミグレ。
ここでイミグレのおっさんが、もうパスポートにスタンプをぼん!と押したのに
べらべらべらー!と何か話しかけてきます。
しかもそのせいで乗ってたバスが行ってもうた….ああ。
なんかよくわかんないけど、おじさんはしきりに
「パラグアイの首都アスンシオンはええぞ!」と訴えているのだけはわかりました。
ですがパラグアイには(ビザが簡単に取れるという)エンカルナシオンにしか
行かない予定でして。
「いやおじさん、アスンシオンは行か….」
「アスンシオンはええぞ!」
「いや、ちょっと行けなそ…..」
「行き方はこうじゃ」(ケータイで地図を見せる)
「いや、多分無理…..」
「アスンシオンはええから!どこどこがええど~」(ケータイ操作)
こんなやりとりを数回繰り返した後、別のバスが来たのでおじさんに別れを告げ
どうにか乗り込む事ができ、パラグアイへ。
こっちの人って、私たちがわからないって言ってるのにひたすら話しかけてきますね。
スペイン語の勉強にはいいのかもしれん….。
でもなんか親切にしてくれようとしているのはわかったので、なんか和みました。
おっさん良い人だ。
(あ、乗車したバスの中にはさきほどのブラジル人青年もいました。ほっ)
パラグアイのバスターミナルに到着してからは、
そこからすぐ近くのホテル「Germano」へ。
ここは日系二世の奥さんと、ドイツ人のご主人が経営しているホテルだそう。
娘さんは日本語ペラペラでビックリ。
3人部屋で50ドル。(=20.0000グアラニー。数字デカすぎ!)
奇麗なホテル内にあるピアノの上で休むつれない猫ちゃん。(ヒゲ模様が可愛い)
そのあとATMを探す為外をウロウロしていると、目の前に現れたのは「スーパー清美」!!
レジの女性(清美さん?)は日本語も通じるので
「アルゼンチンペソもいいですよ(使えますよ)」と言ってくれました。
(結局グアラニー払いしましたが。ATMで下ろせたので。)
女性はお客さんとスペイン語をぺらぺらぺら、と雑談をしつつ
でも私たちには日本語を喋りつつ。顔は日本人なのに、なんだか変な感じです。
そこでは日本語の踊る陳列棚をひとしきり眺め興奮し、
とりあえず夕飯のカップラーメンやら水やらリンゴを購入し、宿へ。
さっき来たばかりなのでパラグアイの物価がわからない….。笑
数字やたらデカいし。
昔ながらの商店の陳列棚のような。
めっちゃ懐かしいお菓子。十何年ぶりかに見たわ。
花のくちづけ。個々の飴の袋に花ことばが書かれてるという一品。
パラグアイに住む日系二世、三世の方々が作ったのでしょうか。
手作り感溢れるおせんべい
最初着いた時はバスターミナル周辺に両替屋が
「カンビオウカンビオウ~(cambio=両替のこと)」と声をかけてくるので
なんか治安悪そうだな~、と感じたのですが、歩いてみると
そこまででもないような気がしました。
夜食べたカップラーメン。ウーロン味?謎。でも美味しかったな….
翌日は8:00前に一応チェックアウトして、ホテルに荷物を預かって貰い、
ブラジルビザを取得する為にビザセンターへ。
一応ここでは「ブラジルビザの取り方」について旅情報っぽいことを書いておきます。
(ちなみにここに掲載している情報は2014/01/27のものです。
実際に取得される場合はご自分で情報収集されるのをお勧めします。
ビザ取得料もすぐ値上がりしそうなので….)
場所はバスターミナルからすぐ。
建て直ししたような立派な白い外観の建物なのですが、
何故かPCは一台だけなので(そこ真っ先に改善すべきでしょ)
早めに行くが○です。一人一人入力するので….。
ビザセンターの玄関。
中へ入ると白い外観。
中も奇麗!Wi-Fiもつながります。聞くとパスワード教えてくれます。
【ブラジルビザに必要なものは】
・パスポート
・顔写真
・クレジットカード
・PCで入力したあと表示される番号
・125000グアラニー(約2000円)※現地通貨払いのみです。
….と必要なものはパソコンに張り付けてありました。
これですね。日本語だし。
入るとパソコンがあるので、そこで必要事項を入力します。
(大体建物に入るとにこやかな職員さんが話しかけて来てくれるので、
その方に色々聞きつつ進めます。)
入力するのは会社の住所や、職業など。地味に量あります。
ブラジルで滞在するホテルの住所なども入力する部分があるので
事前に調べておくか、歩き方など手元にあるといいと思います。
(私はそこにいた日本人旅行者の方に歩き方のデータを見せて頂きました。)
入力し終わると番号が出てくるのでそれを置いてある白い紙に書いて提出します。
番号を書いたメモ含め上記にあげたものを提出すると「11時30分に来て」と言われたので
私たちは大きいスーパーまで行く事にしました。
(待ち人数にもよるけど大体2~3時間必要?)
比較的大きなスーパー。こちらでは市場を「メルカド」と言いますが、
スーパーマーケットのことを「スーパーメルカド」と言います。
メルカド大好き。センターから歩いて10~15分ほど。
ちなみにここには警備員がいるATMがあります。
11:00~にビザセンターに戻ると急にセンター内に「ピーーーーーーーーーー」
という音が鳴り響き、電気が落ちました。
なんだなんだと思っているとなんとセンターのおじさんが
「パワーダウンだ….。明日には復旧することを僕は願うよ」と言います。
ブラジル人、2秒で諦めました。
諦めるの速すぎです。
一瞬「く、今日はパラグアイにもう一泊か…!」という嫌な予感が頭をよぎりましたが、
ちょっとしたら電気が戻りました。
復旧するのも速すぎです。なんなんでしょう、ブラジルビザセンター。
そして11:30を過ぎる頃、名前を呼ばれカウンターへ。
本来ならいるはずの銀行の残高証明のことも聞かれましたが「ない」
と言ったら「仕方ないな~、クレジットカードある?」
と言われカードを見せるとオッケーが出て無事ビザゲット。やったー!
(一応銀行の残高証明はwebの明細をiphoneでキャプチャ取って持っていたんですけどね)
なんとも立派なビザです。
エンカルナシオンでのブラジルビザ取得は一番ゆるいと聞いていましたが
本当にゆるかったです….職員さんが何よりフレンドリーで優しい。
噂に聞いていた通り
「ビザあげるーっ!みーんなにビザあげちゃうよーっ!(両手を広げて)」
て感じの明るいラテンノリです。停電とかが無い限り3時間ほどで貰えると思います。
(そこまで混んでなかったので。あ、でも新人職員さんがモタモタしてたわ)
ビザセンターからの帰り道。喜び。
なんとかビザが取得出来たので宿に戻り、ちょっとお茶してから宿で荷物を受け取り、
バスターミナルへ。
アルゼンチンと言えばマテ茶~だけどここパラグアイでも飲まれてます。
美人のお姉さん。
こんなに色んな草が入ってます。
味は緑茶に似てすっきり、とっても飲み易いです。
中にはいってるのは一見雑草なのに、なぜあんなに飲み易いお茶が出来るのか….。
氷ガンガン入ってるので暑い日にぴったり。
皆こうしてパラグアイの暑い午後をしのぐんですね。
バスターミナルで余ったグアラニーを使い切ろうとするも(かなり無理矢理)
ほんとに欲しいものなくて困りました….
最後には訳わかんないショートパンツ買おうと血迷う始末。いらねっつの。
(結局果物やらヨーグルトやら購入)
もれなくまずい溶けない怪しいデザート。
パラグアイは二日しかいませんでしたがとっても空が青く、
絵に描いたような雲がぽこぽこ宙に浮かぶ国でした。
将来子供に「パラグアイってどんなとこ?」と聞かれた時に答えられる自信はありますが、
まあ聞かれることはないだろうな。笑
さてそれではバスで再びアルゼンチンへ!
再びボリビアを目指します!ここから超絶移動!(予定)
おまけ。みてください、この女性の迫力溢れる肉体美!
ボンキュッボンというよりかボンボンボンですが。